「ほたえる人ら」の稽古が進んでいる。
お久しぶりです。
前回の更新からどれくらい経つのか…。
それももう、分からなくなるくらい久しぶりにブログを書いている。
どうやら僕は、ブログやらSNSやらそういう文章を書くものが得意ではないようだ。
どうやらとか格好つけて言っているが、そんな事は昔から分かっている。
小学生の時、作文や読書感想文を書く度に、提出ギリギリまで冷汗をかきながら書いていたのを憶えている。
毎度、周りのみんながどうやって書いているのか不思議で仕方なかった。
そもそも僕は読書が苦手だった。
本を読むという行為に魅力を見出せなかったし、静かに本を読むくらいなら、馬鹿みたいに外を走り回っている方が好きだった。
そのお陰か、この歳になっても文章を書くのが苦手なままだ。
あの時、「本を読めばタメになるよー」とか、「読んでおけば損はないよー」とか、どうして誰も言ってくれなかったのだろう…。
もしアドバイスを貰えていたら……いや、人のせいにしても仕方ない。
最近は、その読書苦手を克服しようと本を読むようにしている。
小説やら実用書やら色々、人が面白いと勧めてくれた本を読んでいる。
この歳で今更馬鹿みたいだが、楽しい。
30歳を越えて、漸く本を読むことの楽しさに気づいた。
よく「〜をした事がないなんて損してる、というのは大袈裟だ」みたいに言うけど、僕は損していたと思う。
もっと本を読んでいれば、もっとちゃんとした大人になれていたかもしれない。
過去を悔やんでいても何も始まらないので、前を向いて本を読もう。
面白い本があったら教えて下さい。
話を戻して。
「ほたえる人ら」の稽古が進んでいるのだ。
稽古が進むにつれて、良い感じで面白くなっていく。
そして、昨日は荒通し(「通し」とは、台本を本番同様最初から最後まで通してみる事。その荒いやつ。)があった。
台詞が入っていたりいなかったりで人それぞれだったけども、概ね順調。
僕はその土地に流れ着いたトルコ人の役なので、いつもに比べると台詞が少ないし、しかも片言だ。
自分の台詞は頭に入っているけど、少ないので気を抜くとタイミングを逃してしまいそうになる。
そこは集中が大事だ。
ここでは、日頃培ってきたロブカールトンメソッドを存分に出したいと思う。
悪目立ちせず、話を面白く出来るように。
“One for all. All for one”
まさにこれである。
「ほたえる人ら」どうやらチケットがまだまだ余裕があるみたいで、出来るだけお客さんを呼びたい。
どうも僕はロブカールトンを観にきてくれるお客さんに、個人の客演になるとあまり来てもらえない。
あの沢山のお客さん達はどこに消えてしまったのだろうか。
今後、この辺りをどうにかしなくてはいけない。
結局のところ、役者というのは人気商売で、お客さんを呼べてなんぼだと思っている。
お客さんを呼べない僕はまだまだ半人前だ。
ロブカールトン以外の村角ダイチを観たい!と思って欲しい。
そして観に来て欲しい。
残り1週間程、楽しいお芝居をお届けできるように稽古に励もう。
まだまだトルコ人役に磨きをかけていきたい。
予約はこちらから出来ます
ぜひ観に来てください。
劇場でお待ちしてます。
村角ダイチ