2018年7月8日 のアーカイブ

年齢は、毛先と手先と口先にでる

2018年7月8日 日曜日

 

 

 

 

 

 

 

ラムネ〜

 

 

一年のうちでもっともはやく過ぎ去ってほしいシーズン6月、

僕たちの不意をつくように梅雨の幕があけ、

湿気べたべた&髪の毛くるくるな日々がもんわり始まりました

 

梅雨の厄介さは、どうも雨天より晴天にあり、

時おりのぞかせる真夏の形相にはたまらず汗が垂れますし、

いろんな意味でワールドがゆれるイベントにも手に汗にぎる今日この頃

 

淡路大震災の当時、6歳だった僕は揺れにまったく気づかず、

朝のニュースに父がかぶりついていた光景のみを覚えていますが、

今回、僕もあの日の父のように朝のニュースにかぶりつきましたし、

 

展開があるたびに大声で「ぉあ!!」と叫ぶ父のように、

僕も声を出しながら日の丸のブルー的な人たちにもかぶりつく毎日で、

なんだかいよいよ、父と自分がかぶる年齢なんだなあと、

自分のうまれた平成がふんわり暮れてゆくのを感じる最近です

 

老け顔の父と、天然パーマの母から生まれました

チェケローです

 

 

 

 

家から出てきたアルバムに父らしき人物がうつっていて、

(40歳くらいの頃かな?)と思って訊いてみると、

じつは20歳のときの写真であったことを衝撃をもって覚えていますが、

 

こんなことをのんきに書いていると、世間はスッと7月になり、

これまでに経験したことのないような大雨で西ジャパンが大揺れし、

立てつづく天変地異にざぶざぶと心揺さぶられる今日この頃

 

どうも心中おだやかでない平成の暮れ、

最近よく耳にする「平成最後の〜」的文句よりも

新元号のはじまりとか、自分が30歳になる感じとかに脳しんとうな最近

 

自分が歳を重ねるにつれて、そのルーツにふれることも多く、

祖母の兄弟の子供さん(父のいとこ)という高難度の血筋に俳優さんがいて、

その方と、今度「大田王2018」でご一緒するたくませいこさんが

まさかの夫婦役をするという舞台を観にいってきました

 

 

 

 

舞台はあいりん地区のお好み焼き屋さん、

たくませいこさんの熱演と親戚さんのダブルピースに肝を揺らしましたが、

 

祖母の妹さんがロビーでウロウロしていたので声をかけると

「あらァ!たくちゃん!あらァ!お父さんに似てきたね!」と言われ、

終演後、俳優さんの兄(つまり父のいとこ)に挨拶すると、

「あァ!ありがとう!あァ!しげはるくんに似てきたね!」と言われ、

必要なまでに父似を確認できた観劇体験となりました

 

なんかこういうこれまで想像もしなかったイベントに

まだまだ知らない世界があるんだなあと、頭に光が差し込んできますが、

ありがたいことにヨーロッパ企画さんの新作公演、

サマータイムマシーンブルース/ワンスモア」にも参加させてもらっていて

僕の脳内はすごく明るい光でぽわぽわに満たされる最近です

 

 

 

 

20周年ツアーということで、映画化もされた歴史的公演、

「サマータイムマシーン・ブルース」の再演

 

僕は関西大学の文学部にいた2009年に、

血迷って「映像文化専修」というコースに入って、

TSUTAYAで邦画と洋画を手当たり次第にあさった時期がありまして、

 

中学生のときに映画「NIN×NIN 忍者ハットリくん」を観て以来、

邦画というものにかぎりなく目を細めていた僕は

これを機に邦画も観てみようと調べあさったときに出会った映画が、

映画版「サマータイムマシーン・ブルース」でした

 

レンタルで観て、DVDも欲しかったけど高いので買えなかったのですが、

友達とBBQにいく途中に寄った亀岡のボロボロのホームセンターで

たまたま中古(500円)を手に取り、それを今も大事に持っている僕です

 

 

 

 

あの作品を舞台で観られるという喜びはさることながら、

劇団の歴史に立ちあっているようなワクワクがあって、

何よりも、ヨーロッパ企画のみなさんから出るこの作品に対する愛が

みんな言わずとも稽古場を包んでいるような気がしますし、

 

さらに、設定を現在に移した「〜ワンスモア」は

劇団の歴史、変遷、挑戦など、おいしい具を一口で味わえる舞台です

 

ただ、僕なんかがこうやってショボ紹介せずとも、チケットはほぼ完売、

京都公演までお供させてもらうことになっておりますので、

プレミアムな公演につかせてもらえることに感謝しつつ、

こんなまたとない機会を、微力ながらサポートできればと思います

 

2009年の僕へ

ちゃんと新品でDVD買ったほうがいいよ

 

 

 

 

さまざまな現場の中にいて、こんな僕にもみんな優しく話しかけてくれて、

出会う人、勉強することいっぱい、

まだまだ学ぶことだらけだということを肝に銘じながら、

30歳になるまで、残りの平成を暮らそうと思っている僕です

 

ダイチさんが「ばぶれるりぐる」に出演したり、

満腹さんが「ぷるぷるバキュン!〜気をつけて!その人ピンマイク付いてるよ!〜」に出演したり、

3人で「月刊コント8月号」に出ることになってたりと、

8月までなかなかに目白押しなので、どうぞご興味があればお運びください🎅

 

「ぷるぷるバキュン!」の満腹さんの写真には、

近藤さんが言わずとも満腹さんへの愛を感じずにはいられませんが、

それでは、これから夏まっさかり、

夜帰ってきてからのビールが思ったより身に沁みる季節、

 

おもわぬ油断がお腹に出たり、おもわぬ遺伝が自分から出たり、

おもに意識していないところに年齢は出ますので、

年齢相応さも楽しみながら、平成最後の夏をお過ごしくださいませ

 

では、京都は祇園祭!楽しい夏休みを!

ポケットのなかみはだれだってファンタジー!

 

 

 

 

 

 

 

THE ROB CARLTON   父と居酒屋にいくと好みのものばかりがテーブルに並ぶ   チェケロー