ビジネスはしたたかさが大事

 

 

 

 

ぬ〜べ〜

 

 

 

晩冬のひんやりした風のむこうから

春の陽気がにこにこと手招きしている感じのする今日この頃

 

このまま僕たちはすっと春のもとへたどりつけるのか、

それとも冬将軍さんが薄くなった服に一矢を打ちこんでくるのか、

季節のフェイントはいつも巧みで一生慣れる気がしませんが、

 

ともかくも今、T-works#2「THE Negotiation」を無事に終えた僕は

一足先に春を迎えたような晴れやかさと物寂しさを感じています

 

ボブ初の外部公演をムキムキに体現してくださったキャストの皆さま、

場転など新しい試みを一緒に作り上げてくださったスタッフの皆さま、

ペーペーちゃんに至上の機会を与えてくれたT-works松井プロデューサー、

衣装の久弥子さん、舞台美術くりちゃん、観に来たマンちゃん、

 

そして何より、この機会を劇場でともに見届けてくださった皆さまに

本当にありがとうございましたの気持ちをお伝えしたいと思います!

本当にありがとうございました!

 

チェケローです

 

 

 

 

この公演終了後の、充実みてとれる表情の中で

どうして、僕も衣装のようなものを着て軽めに微笑んでいるのか、

臨終の床で(あんなことあったなあ)とそっと赤面しそうな光景ですが、

ともかくもその新鮮さに高揚したこの「THE Negotiation」

 

三上さん、山崎さん、森下さんの軽重コンビネーションの中に

T-worksの看板・丹下さんの存在があいまって

ボブさんの新たなる試みがいっそう引き立っていたように思える今公演

 

これまで、THE ROB CARLTONの公演を見慣れた人にも、

逆にまったく観たことのなかった人にも、

それぞれにいろんな驚きをふくんだ公演であったような、

まさに外部らしい、非常にチャレンジングな公演であったように感じています

 

 

©︎堀川高志

 

 

僕としてはなぜか本番前にスーツに着替え、

なぜか入念に頭を固めているときに何度も我にかえり、

(お前は誰なんだ)と鏡の自分に危険な問いかけをしまくりましたが、

なんとか自我崩壊することなく、充実の日々を過ごすことができました

 

稽古場での役者さんの団結や、

スタッフさん含めてひとつのものを創り上げようとする空気など、

こういう瞬間ってやっぱりステキだなあと思いますし、

逆にこれがなければ舞台をやっていないと言っても過言ではありません

 

ボブさんとの東京生活も、日頃ご一緒できないキャストさんも、

たいへん貴重な経験をさせてもらったことに身震いがしますし、

打ち上げの席で思いきって山崎さんにお願いして

「チェケロー!起きて!」と蘭さんの声を携帯に入れていただいたことは

あまりにも貴重すぎて、いまだに脳みそがついていかないほどです

 

 

 

 

ボブさんも「ボブンくん!起きて!」と入れてもらっていて、

何にもかかっていないはてしなく謎の単語なのにこころよく、

国民的声で言ってくださった山崎さんには感謝してもしきれませんし、

いつか、僕たちも国民的になれたらいいなあと脳に力が入りました

 

こういった外部公演でボブさんの作品が観られることや、

素晴らしい役者さんの演技を袖で感じられることはもちろんですが、

やっぱり僕はTHE ROB CARLTONの3人が舞台に立つ姿を見るのが

特別に幸せなのだなあということも感じましたし、

これがあるからこそ、僕は続けていけるのだろうなあと思いました

 

酒井さんが「久々に良い観劇でした」とLINEをくれたり、

ダイチさんが頭の固め方やセリフの言い方のアドバイスをくれたり、

 

終演後、楽屋に訪問してきたマンちゃんが

「おまえって、変な歩き方でわかったわブヒヒヒ」って言ってきて、

「そうですかーじゃあ代わってください」というと

「ブウブウ!俺はこれから稽古やから!」と変な歩き方で帰っていったのが

僕の中ではとても印象的なシーンとなりました

 

本当にありがとうございました!

 

 

 

 

兄弟でも、同級生でも、幼馴染でもなく、

ラグビーも演劇もほとんどよく知らない謎の5人目の僕が

なぜ今このようなことをしているのかというと、

それはもうTHE ROB CARLTONを抜いては考えられないということで、

 

ありがたいことに外部で個人の仕事に飛びだせるのは

(恩返しになればいいな)というマインドがあってこそ、

今後、THE ROB CARLTONがますます特別な場所になっていくような、

そんな初心に立ち返っている三十路前の私でございます

 

あの日マンちゃんが向かった「サイカイッ!」もまもなく本番、

僕はマンちゃんの歌声と肉汁を浴びに行こうと思ってますが、

個人的な動きとしてはまさかのミラクルな公演にお声掛けいただいて

来月にまたひとり、東京に行くことに相成りました

 

 

 

 

去年、ヨーロッパ企画でたいへんお世話になったスーパー演出助手、

山田翠さんからお声掛けいただいたこちらの案件、

こんなハイパーな公演に、こんなペーペーちゃんが関われるなんて、

ますます(お前は誰なんだ)という問いがエスカレートしそうですが、

 

2015年にはパパ・マーサムと同窓生というゆかりもある川下さん、

去年には「大田王2018」で大王や三上さんとご一緒させていただき、

次はついに山内圭哉さんと福田転球さんとご一緒できることになりました

 

これもあまりにも貴重すぎて、脳みそがついていきませんし、

今から手に汗を握る感じもありますが、

またひとつ貴重な機会を与えていただいた良縁に感謝して

THE ROB CARLTONに恥じないように頑張ってこようと思います

 

誰が言うてんねんって感じやと思いますが、ぜひ観にきてください!

やー!

 

 

 

 

さてさて、すっかりまた戻ってきた日常とアルバイトくん生活、

なんか久々に京都に帰ってきた感じとかもあいまって

住み慣れた日常をたいへん新鮮に吸い込んでいる今日この頃

 

花粉がすごすぎて耳の穴までもがピリピリしている感じや、

久々に乗るバイクで手袋がいらなくなっている感じに

全身に春が入ってくる3月末を過ごしておりますが、

 

ボブさんは休む間もなくスラステ第1回公演『La Fierté』の稽古場へ、

こちらの情報も入手次第お知らせいたしますということで、

みなさんも木の芽立ちの時期、体調の変わり目にどうぞご細心のうえ、

元気いっぱいに春爛漫な日々をお過ごしくださいませ

 

それでは、よい春日和を!

ヘンとヘンを集めて!もっとヘンにしましょ!

 

 

 

 

 

 

THE ROB CARLTON   陸上も個人よりリレーが断然好きでした  チェケロー

 

 

コメント / トラックバック1件

  1. 中井茂樹 より:

     「限りなく喜劇に近い芝居(交渉喜劇風芝居?)」という事を知らなければ、企業合併の条件を決めるために、トゥイッケナムホテルの一室で行われたnegotiationは一体どんな緊迫したやり取りが行われるのかと思ってしまう所でした。

    しかし、最後の最後まで合意か決裂かの結論が出ないままnegotiationが進み、笑いの中にもある種の緊張感が漂い、笑いだけでなく本当に最後までハラハラドキドキさせてくれた舞台でした。

     村角太洋さんの脚本や演出の良さもさる事ながら、交渉に当たった4人の登場人物は個性的で一癖も二癖もありそうな人たちで、その言動(演技)に魅了させられました。またホテルマンやバーテンダー(この役をやっていた方って・・・?)も目が離せないほど存在感のあるものでした。

     T-Worksの公演は前回の「源八橋西詰」も観劇していて、丹下真寿美さんから目が離せない状態になっていましたし、それに加えて三上市朗さんも出演され安定の演技をなされて、作演出は村角太洋さんという自分にとっては本当に記憶に残る舞台になりました。

     交渉役の4人の登場人物のセリフ量が半端ない量だと自分には思えて、脚本家としての村角太洋さんは舞台を面白くするためなら鬼のような人になれるのかなと勝手に思ってしまいました。

     T-Worksの次回公演は決まっているようですが、またトゥイッケナムホテルで行われるnegotiationを何処かの劇場で観てみたいものです。

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